Interview
福島で活躍する女子トラ
女子トラインタビュー
トラックドライバーになった
きっかけは?

運搬やトラックドライバーとは縁のない仕事を掛け持ちしていたんですが、収入も少なく安定していませんでした。子育てをしながら「このままでいいのかな」と、毎日不安を抱えながらの生活を変えるためにも、何かしなければと一念発起で大型免許を取ることにしました。
もともとトラックに乗りたいなと気持ちは持っていたのですが、きっかけがないままで。でも掛け持ちの仕事を続けながら念願だった免許を取得できました。

ドライバーになる前のイメージ
実際のちがいは?

みなさん思い浮かべるのが「運搬は男社会」だと思います。実際のところまだまだ女性ドライバーの数は多くはありません。かといって「女性だから大型車の運転は無理」というわけでもありません。
確かに大型車なので、私のように小柄な人は乗り降りが大変ですが、運転席は広くて目線も高い。普通の車のように両サイドにミラーも付いていますので安心ですよ(笑)。
それに社内や現場で一緒になるドライバーさんたちとの仲良くなれたり、たまにレディーファーストしてもらうこともあったり。思っていたより男女間や仕事の敷居は低いというのが感想ですね。

現在、担当している仕事の内容は?

いまは産業廃棄物の運搬をしています。月曜から金曜、いわき市四倉のモータープールを出発して荷積みして、楢葉町の波倉地区まで1日3往復します。自分で荷積み、荷降ろしをするわけではないので、安全・着実に運ぶことを心がけています。
運転することはあまり苦になりませんが、毎朝、子どもたちのお弁当を作っているので早起きしなければいけないことのほうが大変かも(笑)。

この仕事に興味を持つ
女性に向けて一言

大型ダンプや工事現場で必要な重機の操縦など「女性だから」という垣根はありません。実際、当社でも現場で重機を操縦する女性社員もいて生き生きと働いています。
おおげさかもしれませんが、些細なきっかけ、ほんの少しの好奇心で自分の人生が180°変わることだってあるかもしれません。一歩、いや半歩でも思い切って新しいことに踏み出してみるのも悪くないと思います。 これまで経験したことがないことをやってみたい、自慢できることを身に着けたい気持ちをお持ちなら、ぜひこの業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。きっと、新しい自分を見つけることができますよ。