Interview
福島で活躍する女子トラ
女子トラインタビュー
トラックドライバーになった
きっかけは?

幼い頃から車が好きで、運転したくて免許を取ったのか、車が好きで免許を取ったのかわからないくらい。それに父がトラックを運転している姿をみて「かっこいいな〜」と、憧れを持っていました。
社会人になって接客の仕事をしていましたが、働いているうちに「自分の好きなことを仕事にしたい」と思うようになり、ある日「トラック乗りになる!」と、転職する決意をしました。
父は「やってみれば」と反対はしませんでしたが、母には仕事を辞める当日まで「考え直しなさい」って反対されていました。

現在、担当している仕事の内容は?

いまは通年で農業用の肥料の運搬をしています。会津若松から空っぽのトラックで那須まで行って荷積み。南会津地域で荷降ろしをして、また那須で荷積み。それを2往復しています。冬の時期は荷積みする数は少ないのですが、春先は田んぼや畑仕事がはじまるのに合わせて需要が急増するので、農業の繁忙期には農協やホームセンターに運ぶ回数も多くなりますね。トラックに積み込む種類や数で季節の移ろいを感じることができますよ(笑)。

男性ドライバー、女性ドライバーの違いは感じる?

この仕事をはじめたばかりの頃は行く先々で「女の子のドライバー?珍しいね」と言われていましたが、最近は減ってきているなと感じます。それは女性ドライバーが増えてきたからなのかもしれません。私自身、あまり見かける機会はないのですが同じ仲間が増えるのはとてもうれしいことですね。会津地域でも増えてくれるといいんですけど。

この仕事に興味を持つ
女性に向けて一言

トラックドライバーはまだまだ男性が多い業種。当社では適材適所というかドライバーそれぞれにあった仕事の割り振りをしているので、女性の私でも無理なく勤務できています。そういった点では「運転が好き」「大きなトラックを動かしてみたい」という、好奇心を持っているのであれば、トラックドライバーは務まると思います。
この仕事が好きなのでずっと続けたいなと思う反面、将来は「運行管理者」の資格を取りたいですね。
運行管理者はドライバーの乗務割の作成や記録の管理、休憩・睡眠施設の保守管理、ドライバーの疲労や健康状態等の把握、安全のための指導など、この業種においてとても大切な役割を担います。勤務環境をより良くすることで、私のような女性ドライバーや若いドライバーが増えてくれればと思います。
まだまだ、経験も勉強も足りませんが、資格取得に向けてがんばりたいです。