「トラックの森づくり事業」

本協会は、震災からの復興を目指し、平成29年4月に県、相馬市、(公社)福島県森林・林業・緑化協会と当協会との間で「相馬地区海岸防災林(相馬市磯部字大洲工区内)の再生に向けた活動に関する協定書」を締結し、相馬市磯部地区の海岸防災林再生を目的にクロマツ苗木の植樹活動を続けてきました。

植樹活動は、今年度で植樹総面積は、0.6ha、その結果、6,000本となります。なお、本年度(令和6年)はクロマツ苗木を植樹する最終年度となり、トラックの森づくり事業が一区切りを迎える節目の年となります。

協定書の面積

平成29年 0.2ha 令和元年 0.4ha

経過

植樹年度
植樹面積
植樹本数
平成29年 0.04ha 400本
平成30年 0.08ha 800本
令和元年 0.08ha 800本
令和2年 0.08ha 800本
令和3年 0.08ha 800本
令和4年 0.08ha 800本
令和5年 0.08ha 800本
令和6年 0.08ha 800本
0.6ha 6000本
令和7年予定 植樹なし、0.6haの下刈などの保育のみ

二酸化炭素吸収量認証制度

福島県では、平成22年より、県内の森林で企業や団体が社会貢献活動として実施した森林整備の成果を二酸化炭素吸収量に換算し、認証する制度を設けています。

本協会は、制度開始当初から県内各地で森林整備活動を実施しており、その一環として「トラックの森づくり事業」にも取り組んでいます。

本年の植樹イベントでは、地元相馬市の一般参加者、特に地域の子どもたち、ぺんぎんナッツさんらとともに植樹を実施しました。植樹後バルーンリリースを子どもたち中心に行い、未来の世代に向けた緑の再生へ希望を託しました。

また、植樹前には相馬市復興視察ツアー(相馬市防災備蓄倉庫及び相馬市伝承鎮魂祈念館)を相馬市観光協会の渋谷さんと語り部の五十嵐ひで子さんの説明で行いました。災害が多発する昨今、震災の教訓を共有する機会とするとともに、防災林を作る意味を再確認しました。 

受付でのふくトラくん出迎え

バスに乗ってスタート

相馬市防災備蓄倉庫視察

防災備蓄倉庫隣の慰霊碑

相馬市伝承鎮魂祈念館 震災語り部

東日本大震災語り部 五十嵐さん

手を合わせるぺんぎんナッツさん

トラックの森植樹会場

植樹の様子

植樹完成を祝してバルーン飛ばし

お食事処「たこ八」さんで交流会

会長から参加者の方へプレゼント手渡し

参加した子どもたちから「植樹が楽しかった」「相馬市伝承鎮魂祈念館の話が勉強になった」「楽しかったのでまた参加したい」といったポジティブな意見が多く寄せられ、本事業の意義及び本協会についてPRすることが出来ました。また、会員のコミュニケーションも図れ、相馬市復興視察ツアーでは、たいへん有意義な時間となりました。

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