Interview
福島で活躍する女子トラ
女子トラインタビュー
トラックドライバーになった
きっかけは?

以前は自動車整備工場の事務職として働いていましたが、コロナ禍でその仕事がなくなってしまって。そんなときに「こういう仕事があるんだよ」と紹介されたのが、トラックドライバーでした。私にトラックドライバーが務まるかかなり悩みましたが、普通免許を持っていれば女性でも活躍できる仕事であり、私自身、過去に1年くらい花屋で配送を担当した経験もあったので、思い切ってこの世界に飛び込むことにしました。

実際にトラックドライバーになってみて

配達先の場所やトラックの進入経路、納品の際の段取りなど、覚えなくてはいけないことがたくさんあって大変でした。私は書かないと覚えられない性格なので、指導役だった先輩の女性ドライバーの言葉をすべてメモを取って覚えました。配達先の方に直接、教えていただくこともありましたね。

現在、担当している仕事の内容は?

人工透析で使用する医薬品を運んでいます。配達先は日によって郡山だったり、いわきだったりするのですが、人の命に関わるとても大切なものを運んでいるんだということを意識しながら、責任感を持って配達作業に取り組んでいます。また、配達先が病院なので、清潔な服装や手袋を身に付け、配達時には髪の毛が乱れないように一つに束ねるなど、衛生面でも気を使っています。配達時間を守るために、荷降ろしする時間をいかに短縮するかが毎日の課題です。
決まった時間に配達していると、先生や看護師さんだけでなく、その病院に通院している患者さんにも顔を覚えられてしまって。たまにお休みをいただくと「なんで先週来なかったの?」とか「待ってたのに」とか声をかけられるようになりました(笑)。

この仕事に興味を持つ
女性に向けて一言

女性がトラックドライバーを仕事にするって大変だろうな、と思っている人は多いと思います。私自身も、トラックドライバーをやっていた友達から話を聞いたときにそう思いました。加えて、女性には“女性特有の悩み”もありますから、不安に思うのは仕方ないと思います。
でも現在は、悩みを相談や共有できる先輩・仲間がたくさんいます。とても楽しくて、やりがいのある仕事なので、ぜひ多くの方に仲間に加わってほしいと思っています。